城プロRE ［花嫁衣装］千代城
城プロRE 
城プロRE いや……おそらくは、これが奴の本来の姿。悪意ある『願い』の具現化としての、兜の姿じゃ……！
城プロRE まあそう焦るでない。嬉し涙の大団円といきたいところじゃが……その前に、片付けるべきことがあるからの。
城プロRE 勝機っ──戻ってこい、月の都よ！
城プロRE ────今じゃ、備中高松城！
城プロRE （……なるほど、見えてきたぞ城主よ。彼奴の望みは正しさ……あろうはずもない不変の正しさというわけじゃ）
城プロRE 宝物があると、何ぞ不都合でもあるかのような言いぐさじゃな。のう、”自称”月人よ。
城プロRE ────やはりその羽衣、記憶自体は消せぬと見えたな。
城プロRE そのように眉根一つ動かさぬ、人形がごとき顔は……優しき月の都には似合わぬぞ。
城プロRE